推定睡眠(疑似日記part5)

疑似日記 (byササキ)

新幹線代をケチって夜行バスに乗りました。12時間半なのでなかなかの距離です。

私は割と背が高いので,当然身動きはとれません。身体には常に一定の緊張が走ります。結果,大して眠れません。

今回は初めてアイマスクを導入してみましたがダメでした。暗さが原因ではないのですがから,当然といえば当然です。マスクで口元を隠し,アイマスクで目元を隠した私の顔面は,シュールだったことでしょう。

ほぼ眠れていないので,「眠れないなぁ」と思いながら身体を固め時間を過ごします。しかし,ふとした瞬間,ところどころ記憶がとんでいることに気が付きます。「眠れないなぁ」が時間的に連続せず,断片的しにか再生できないのです。

常識的に考えて,その間私は寝ていたのでしょう。眠った実感は全くないけれど,それ以外に説得力のある仮説は思いつきません(気絶や仮死もありえますが,そういう尖った説を採用する理由もないです)。

これはどにも釈然としません。多分,推定無罪判決の原告側はこんな心境なのでしょう。実感と理屈が乖離すると,私は実感に肩入れしたくなるようです。まあ肩入れするだけで,採用するかは別問題なのですが。

睡眠の実感がどこからくるのかという興味深い問いも浮かんできましたが,いい加減眠いので,今日はここまでにします。

幸い,宿の布団は身体を伸ばしても大丈夫そうですので。

※疑似日記とは?
https://psychseeing.org/gn1-gijinikkinitsuite/

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