びっちゃびちゃの惑星(疑似日記part28)

疑似日記 (byササキ)

今日は朝からずっと雨です。外に出たら濡れねずみ必至の量が延々と降っています。

前から思っているのですが,空から水が大量に落ちてくるってなかなかの狂気です。

仮に水の循環が雨ではなく,地下水流とかでいい感じに賄っている惑星Xの住人が,地球に来たとしましょう。

X星人「なんか水落ちてきたんだけど」

地球人「雨だな。明日までやまないって予報だ」

X星人「え,まさかこの雨という水は一晩中落ちてくるのか?」

地球人「まあ,そうなるね」

X星人「濡れるじゃん」

地球人「濡れるよ」

X星人「家の中に水が入ってこないのかい?」

地球人「そうならないように屋根をきっちり作っておくのさ」

X星人「君たちは鉄をよく使うみたいだけど,すぐに錆びてしまうんじゃないか」

地球人「多少は仕方ないね」

X星人「それにこんな湿気じゃ,すぐに食べ物が腐ってしまう」

地球人「冷蔵庫が頑張ってくれるさ」

X星人「というか,雨が降っている間は光合成ができない。食べものの育ちが悪くなってしまうよ」

地球人「光合成は晴れてるときにすればいいじゃないかな」

X星人「なんというエネルギーの無駄遣い‥」

X星人との問答の中で,地球人はやがて気づくでしょう。水の循環を雨に頼るこの星が,いかに自分たちの幸福を妨げているのか。

水の惑星,恵みの雨,なんて謳い文句はナンセンスです。もっと現状をありのままに表現し,それを受け入れましょう。

びっちゃびちゃの惑星

今日から地球の通り名はこれでいきます。

 

※疑似日記とは?
https://psychseeing.org/gn1-gijinikkinitsuite/

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