上を向いて叩こう(疑似日記part18)

疑似日記 (byササキ)

今更ながら,ブラインドタッチの練習を始めました。

「自分との戦い」という,使い古されてズタボロになった表現をあえてまた使いたくなるほどに,これは精神修養の側面が強いです。

まず,習得するまでは当然タイピング速度が下がります。これまで,キーボードを見ながらであれば結構な速度で打てていました。そのことを毎秒思い出しつつ,誤字ばかりでちっとも進まない文字列を眺め続けるのは苦行の極みです。こんな思いをするくらいならタイピングなんてできなければ良かったです。

あと,これが一番辛いのですが,どんなにうまく打てなくてもキーボードを見てはいけません。視点は常にスクリーン上に固定していますが,眼球を5度下に向ければ,見てはいけないものがあります。NG行為への敷居が低すぎるのです。この状況設定をした人間は,ダイエット中の人の隣でパフェを食べるのと同じくらい,法律に違反しています。

実際この文章も,こういった苦境にて書いているのですが,駄文には不相応な時間がかかっています。ナイスなパフェを食べながらでなかったら,2行で終わらせていたでしょう。ダイエットの必要があまりない体で良かったです。健康診断の結果,7キロ増えても大丈夫問題ないとのことでした。エビデンスもばっちりです。

書きながら,段々急がなくてもいいじゃないかという気持ちになってきました。この気持ちを持続すれば,この試練を耐え抜くことができるかもしれません。最終目的が作業の効率化(=急ぐ)ことなのに,その過程は急がない方がいいとしたら,なかなかに含蓄に富んだ話です。深そうで浅い話です。

以上,私のタイピング練習にお付き合い頂きありがとうございました。読み返してみたら,びっくりするくらい文章全体のバランスがとれていませんが,今日は文字を綴れただけでよしとします。

 

※疑似日記とは?
https://psychseeing.org/gn1-gijinikkinitsuite/

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